2018年6月20日水曜日

休止鉱山

先の森林鉄道レポの前に行ってきた、岐阜県某所の休止鉱山。詳しい場所や名前は明記できませんが、鉱山操業の様子が想像できる貴重な参考資料になるのでレポします。

山間の道を進むと見えてきました。静かな場所です。ホッパー下や敷地奥も撮影して回りましたが、ここでは省略。

砂利の坂道を登って、建物の裏に来ました。見える人にはすでに見えていると思います。右手の草むらにその一端が…。

 草むらから続くグランビー鉱車の列はホッパー上屋の中へ続いていました。ここは右がホッパ線、左は恐らくロコの整備に使っていたのではないかと思われます。

なにげに右の作業台、トロッコの車台を流用した物っぽいです。両端に連結器らしき物が付いていました。

詳細は載せませんが、他にも色々道具があって見所が多い&勉強になります(*^-^*)

 2台のバッテリーロコのうち、グランビーの先頭に繋がったままの方。ここの左側がホッパーになっています。

 ホッパーをのぞき込む。まだ下の方には鉱石が残っています。

坑道からトロッコで搬出してきた鉱石をここに貯めて、下でホイールローダーか何かで多分トラックに積み替えて出荷していたのではないかと。

 バテロコはちょうど屋根の下になるように停められているので、保存状態が結構良いですね。バッテリーさえ上がっていなければ、すぐ動きそうです。

反面、屋根の外にはみ出して雨ざらしになっているグランビー君は……荷台底に穴が開いていました。

 ホッパ線の先端。最初の写真で橋のように突き出していた部分です。歩み板が風化していそうで、進むのはやめておきました。車止めがすごく簡素というか…H鋼が一本おいてあるだけに見える(^_^;)

軌間がわかる写真を。500~610mmかと。

ホッパー上屋を離れて、敷地奥へ。右手には坑口が見えてきます。

 坑口には太空機械(だったと思います)のロッカーショベルの残骸が。すぐ奥でちゃんと鉄柵で塞がれていました。

冷たい風に当たって、カメラのレンズ内側が曇ってしまいました。これ以降写真の上がモヤっているのはその為ですm(_ _)m

坑口前を奥へ。雪の為か上屋が潰れています。草で分かりませんが、複数の軌道が走っているようです。

 潰れた上屋の下には2輌のバテロコが連ねて収められていました。先ほどの物より少し小さいです。

 バテロコの先には……もしかして、火薬運搬車?中は空っぽでした。

 そのまま通り抜けて振り返ったところ。坑内に圧縮空気を送るコンプレッサー室のようです。鉱山施設の配置がよく分かります。なるほどなるほど(*´▽`*)

 その先にはもう一つ坑口と、色々な車輌&残骸が残されていました。ここには今まで見たことの無い大きなロッカーショベルも。

ロッカーショベルとグランビー君の間には台車があって、トランスか何かと謎の機械が積まれています。

中央に枕木の山みたいな所があって、そこに登って撮影。残骸もいっぱい、お腹いっぱい(*^o^*)

この日はここで探索を終了して、長野県へ急行したのでした。

赤沢森林鉄道記念館へ

珍しく2連休が当たったので、久しぶりの遠出です。このレポは鉱山と全然関係ないですが、山つながりってことで(汗)

長野県木曽郡上松町の赤沢自然休養林に行ってきました。ちなみにこの日は早朝から岐阜県の某鉱山へ行っていたのですが、そのレポは次回で。

休養林駐車場にて。ここは狭い舗装林道をしばらく走って、そこそこ山の奥地にあります。岐阜の西端(ほぼ滋賀県)から一気に横断してきたのです。すでにお疲れモードです(……そう言えば岐阜の名産品「明宝ハム」買うの忘れた、しまったよ~(T_T))

     
こんな感じの清流沿いに駐車場、森林資料館、お土産屋さん、レストハウス、林鉄乗り場、トレッキングコースが並んでいます。そうです、ここには保存森林鉄道があるのです!このために朝から爆走して来たのです!(ハムが~(T_T))

トレッキングコースの様子。森林浴発祥の地みたいなこと書いてあったような。樹木の解説プレートも各所に設置されています。

林鉄乗り場横の森林鉄道記念館に到着。色んな物が沢山置いてありますが、落ち着いて見ていきます。この日は日曜で小さな子ども連れのお客さんが多いわけで…マニってる変なオニイサンだと思われないように、平静を装わねば(笑)

写真はいっぱい撮りましたが、全部載せると大変なので以下おおざっぱにm(_ _)m
なかなか見られない保線用具とかも置いてあって、気になる人は現地へ行くべし!(^_^)/

欲を言えば、誰か係の人が居てくれれば色々質問したいこともあったのですが、教育普及よりも乗車体験のほうにパワー使ってるようです。

隣の林鉄乗り場には人が集まってる反面、記念館内はガラガラで、資料館と言うよりはテーマパークのようになってます。何気なく貴重な物品が置かれていたりするので、実力は充分あるはずですが…。

記念館隣接の車庫にて。鉱山鉄道と違って林鉄には詳しくないので、勝手にボギーDLと呼んでいる酒井工作所製の機関車。このデザインは結構好きですが、実際はあまり活躍しなかったみたいです(機構が複雑で維持に手間かかるとか)。

 わりとメジャーだと勝手に思っている、これまた酒井の機関車。運転室内がどうなっているのか気になりますが、車体が予想以上に大きくて全然中が見えません(^_^;)

車庫内には他に、特製客車もありました。

 車庫の軌道はそのまま屋外の保存林鉄へ延びていて、モーターカーも。自走できるかは不明です。

 有名なボールドウィンの機関車。製造から100年!とのことです。コッペルの機関車が複数残っているのと違って、これは国内では唯一の現存車です。かなり貴重です!

蒸気機関車の熱効率が低いのはよく聞きますが、この機関車は実はカーブにも弱いんだとか。言われてみれば確かに第一動輪から従輪までの距離が長いです。

続いて記念館前の保存車を見ていきます。これは理髪車。営林署の人々は山奥の宿舎に泊まり込んで作業していたので、そこを巡回する床屋さんだったとか。

森林鉄道は、本線に接続する支線や作業線がいっぱいあったので、それぞれの先で作業している職員の為にこれで巡回する必要があったんだと想像します。この辺の話も聞きたかったのですが…。

 理髪車の後ろにモーターカー。解説プレートを見付けられなかったので謎です。

記念館横のスペースには木材を積んだ状態の運材台車と、タンク車、除雪ロータリーヘッド(これも謎)などが。個人的には客車よりこっちの方が興味大です(*^-^*)

 車掌車というかブレーキ車というか…勉強不足ですみませんm(_ _)m

もはや車輌ではありませんが、当ブログに度々登場する”だった物”に比べれば遥かに良い状態の廃車体。手前の水、飲めるのかな?

 ウロウロしていると、記念館車庫裏のピット線奥にも機関車が。これはもしかして…

 酒井たん!(*^o^*)
ちょっと痛んでいますが、オリジナルの酒井のロコです。これ…イイ!(*´▽`*)

 これは保存林鉄の運行に使われている北陸重機工業製のロコ。先ほどの酒井のロコみたいに見えるように、だいぶ外観が改造かオーダーメイド?されているようです。

酒井工作所や加藤製作所と違って、北陸重機工業の物は現代風の角張った新しいロコですね。立山砂防軌道とかでググると出てくるはず。


ハイテクと言うほどでは無いですが、明らかに現代風の運転席。しかもオートマ!(@_@)


線路の先では、保存林鉄のもう1両の北陸重機製ロコが機回し(機関車の付け替え)作業中。もうすぐ発車時刻です。

 乗ってみることに。1乗車往復30分で、頻繁に運行しています。切符は木製!でした。いいニオイがしていい記念になります(*^-^*)

車端部のデッキから乗車。

 車内の様子。発車まで少し時間があったので、この時係の人から色々お話を聞けました。

 客車は5輌、それぞれに樹種名が付けられています。この“あすなろ”は車椅子にも対応可。編成最後尾で改札口から最も近く、なにげに配慮が行き届いています。レベル高し。

 出発進行!ゴトゴトするのがイイ!

各客車内にはスピーカーが付いていて、見えている風景の説明などが聞けます。余計な音楽などは無いので、すぐ隣の川のせせらぎもよく聞こえます。

 10分ほどで終点に到着して5分ほど停車。ここで一旦降りられるので、機回し作業を見学します。

ここには別の分岐線があって、乗車体験には使われていない軌道が森の奥へ続いていました。先に何かあるかも。

 帰りは進行方向が逆になるので、前がよく見えます。運転の様子も見えて興味深いです。

ちなみに座席指定とかは無いようなので、自由に移動できます。(走行中は連結部移動不可で各客車内のみ、停車中は自由)

こんどは外から撮影。近くで見てると結構早くて…鉄道写真は難しいです(^_^;)

このように、行きは機関車が後退運転になっています。

 まぁ雰囲気は伝わるかと。客車後部には何輌かに1人、係の人が添乗してます。ブレーキマンとか?

 帰ってくるのを待って、前から。もっと回数重ねれば「コレだ! 」っていう写真も撮れるかも…ですが。とにかく見てヨシ乗ってヨシ、楽しかったです!

この他、駐車場の入口近くに森林資料館(だったと思います)があって、林業の道具や説明も少しあり勉強になりました。

2018年6月10日日曜日

妙法鉱山金山坑の捜索

昨日は那智勝浦町大野の廃道探索の後、妙法鉱山の金山坑の捜索にも行ってきました。

遠くに海が見えます。古い論文によればこの辺が怪しいのですが。

もしかしてこれは…ズリ発見!

道路からよく見える場所でした。論文では坑口は道路より下にあったように描かれていたのですが、これいかに?

念のため近付いて確認。クンクン、クンクン、間違いなくズリのニオイです。そこから枯れ沢を登ると、通信ケーブルっぽい物(すでに切断されてます)と古い道がありました。

沢の右だけズリが積もっているので、右上に登っていくと…

だんだんニオイが強くなってきます。

坑口発見!(*^o^*)
分かりにくいですが右手前に狸堀もあって、計3つの穴が開いてます。たぶん中で繋がってると思いますが。

奥の2つをアップで。昨日は暑かったので、ニオイの付いた冷たい風がよく吹き出していました。

しかし、この坑口はちょっと小さいので、金山坑では無いかもしれません。もし中で金山坑に繋がっていれば、坑道延長も数kmはありそうですが…今回は坑口捜索だけなので入坑はパスします。小坂の長大坑道も途中だし。

ここから右上に向かって、細かいズリっぽい物がさらに点在していました。パサパサに乾いててニオイがしないので、ズリかどうか確証が無いです(^_^;)

でも、せっかく来たので登ります。

しばらく登ると横一列の岩壁に当たりました。岩壁に沿って進むと…

坑口発見!ですが奥で埋まっているようです。

さらに発見!小さいですね。

こっちは急降下ですが、奥行きがありそうです。小坂が終わったら、この辺一帯を探索する予定です。

とりあえず穴も見付かったし、一旦道路まで降りて、その下を見に行くことに。最初にズリがあった所から降りて行きます。

これは!廃レールでできた橋です。かなり頑丈そう。乗っても安定感ありました。

橋の上流側には、これまた廃レールの土留めがありました。

やせていますが、間違いなくレールです。わーい(*´▽`*)
ここから降りて行くと、古い道と、廃レールの杭などレールがいっぱい刺さっていました。やっぱり近くに金山坑があったのでは?

古い道。二河方面へ向かってずっと続いているように見えます。気になりますが今回は時間切れでパス。

捨てられたヤマハのスクーター。恐怖の森(笑)

これはどこかで見たような農業機械。

ここは!先駆者さまのブログ「南紀の山のどこかで」で紹介されてた分岐点!これ以上は危険です。

ここで撤収。二河地区は山深いので、充分な装備が無いと入らないようにしています。過去に下流から何度か入っていますが、枝沢がいっぱいあって、ほんの一部しか探索できていないです。

今回の探索はここまで。