2017年9月17日日曜日

那智勝浦町 高津気の廃鉱山

これは水晶より前の探索でしたが、順不同での投稿になります。
こちらに移住してからまだ長くないので、これが和歌山県における第一回目の穴探索です!(^_^)ゞ

場所は那智勝浦町の高津気(こうづけ?)です。坑口からは冷たい風が。

入ってすぐの所は小型乗用2台分ほどの広さで、その先の坑道は左右に分岐しています。

まずは右の坑道へ。詳細は「南紀の山のどこかで」様のブログが詳しいので、ここでは省略して遺物だけ載せて行きます。「清酒 國の光」おちょこ。坑内神社か神棚関連か?

「シェル スーパー……」たぶんオイル缶?

入り口まで戻って左の坑道へ。灰色の固まる前のセメントみたいな泥が積もっていますが、その部分だけ天井も高くなっているので直立したまま乗り越えられます。

写真右手の柵状の遺物の部分にも盛ってあるので、人工的に詰められたものだと思いますが、封鎖では無さそうだし、設置目的が謎です。それとも単に水返しのダムか?(→追記:粘土層が崩落しただけ?かも知れません。)

灰色の山を登って降りると右が大空洞、左が坑道です。

空洞部分は地表に繋がっていますが、登れるルートはありません。

写真中央左寄りの、人ひとり通れそうな垂直の穴の下にはステップが彫られていますが、なんと逆斜面です∑(OωO; )

背ずりも無いのにどうやって昇降してたんだろう。

空洞には土砂と落ち葉が積もって高くなっているので、最下段の横穴はハシゴがあれば登れそうです。またいずれ。

落ち葉の中にカットされたタイヤが3つほど。空洞の上に人家は無いはずですが、上から落ちてきた感じです。

他にハイターの空容器も。誰かがわざわざ岩山登ってまで捨てに来たとは考えにくいのですが……(^_^;)

脇のほうにカルピスのビンも。633mlサイズです。落ちてきたなら割れてると思うので、これは坑内で出たごみかと。

この空洞には東側に下へ向かう斜坑がありますが、3mほどで行き止まりでした。

空洞から坑道へ戻ったとたん、出たーッ!長さ70cmほど。

後から聞いたらアオダイショウとのことですが、坑内でうっかり襲われて負傷したら、脱出できなくなる危険もあるのでそういう意味で恐ろしいです。もちろん噛まれた場合の対策装備は携帯していますが……。

最初の目立つ遺構。ハシゴとホッパー。中までしっとり、よく熟成されていそうです。

ハシゴの上部。実はこれ、物凄くヤバい状態です。周りのこげ茶色は岩盤ですが、この黄色の部分だけ土砂です。ホッパーとセットの上階の床部分に、土砂がぎっちり詰まって固まっています。

恐らく、鍾乳石と同じ石灰系の成分が染み込んで固まっていると思われますが、棒とかで「オルァッ!」ってドツいたら確実に崩れてきます((((;゜Д゜))))

同じ箇所を見上げた写真。左側には丸太の天井が残っていますが、右側には跡が付いてるだけです。固まってから丸太だけ腐って崩れたようです。

ここが塞がると脱出不可の可能性大です。上の階は、さっきの大空洞の横穴に通じていそうです。

坑道は高さ1,8mほど、立って楽々進行できます。

鍾乳石!直下の床面にはドス黒いプリンみたいなコブが出来ていました。

上向きの竪坑がこの他に4ヶ所くらい。上の方に足場の丸太が残っていますが、横板はほとんど残っていません。

こんなん落ちてきて直撃したら、良くて重傷……いや、確実に死亡でしょ!(≧∇≦)b

しばらく進むと右に分岐、しかし分岐の手前が池になってます。

これは竪坑です。推定水深1,4mほど。閉山後にこんな奥だけを埋める意味は無いし、木材とビンが沈んでるので操業時に埋め戻されたものと思われます。

ただ、操業中に埋めたら下層が使えないのでは?とも考えられるので謎です。それとも下層が先に鉱石採れなくなったのか?

池になった竪坑の先に斜面と坑道が。

向こうからも鉱石を投入してたのか、どんな使い方してたのかさっぱり分からん(-ω-;)
吸い込まれる恐れがあるので、水に浸かって渡渉する勇気は無いです。ハシゴ掛ければ行けそう……。

別の左方向分岐。崩落しているようですね。崩落の恐怖が分かる写真を撮りたかったので近づくことに。

……と思いきや、突き当たりで左にホッパーの連なる坑道が。最初に崩落に見えた突き当たりも、斜め上に大きい空間がありました。

しかしあまりにも霧が濃い空間だったため、今回は断念。やや安全に上層に登れる道だったかもしれません。

更に別の場所の左分岐。ここも大きな空間ですが、デカい岩にビビって止めときました。左下の石、川石みたいに丸っこいのが気になります。

今度は十字路を右へ。ここは他の分岐よりも、坑道断面が大きいです。

ガイシが落ちています。電線張るときに支柱と電線を絶縁するための陶器です。後から気付きましたが、もしかしたら洗えば製造年の表記があったかも。(おとなり太地町の地下水路には昭和52年表記のガイシが沈んでました。)

ガイシの落ちてるとこも十字路になっていて、写真は右の突き当たり。何かが設置されていたっぽいコンクリの枠が見えます。

これは左の突き当たり。竪坑です。ここにもコンクリの基礎があります。

ガイシと枠と基礎からして想像ですが、枠の上に電源管理か制御盤、基礎のとこに小型のエレベーターか排水ポンプがあったのではないかと思います。

竪坑をのぞき込みます。かなり下に水が溜まってますが、深さ水深ともに判然としません。ライトの円からして10m前後にも思えます。

今回は軽探索なので、ハシゴも測量リールも持ってきてない(T_T)誰かドローン飛ばして調べてくんねぇかな~。

最初の十字路で分岐した後の一つ目の十字路に戻って奥へ。急に広くなりました。広くてフラッシュ届かず。そして左右にY字分岐。

右側は直進で行き止まり。何か直感でここで停止しました。それにしても最初の直進坑道よりも大きい断面です。

その足下を照らすとスパナが!止まれの直感は、これを踏み潰すなということだったのか!?サビでボロボロ、すでに層剥離してます。

鉱山(他所の)から産まれた鉄が、鉱山で土に還る!なんという地球の営み!父なる大地よ!(何じゃそりゃ(-ω-;))

左の分岐は少し先で崩落してました。方向的には北北西に向いてると思います。

直進坑道へ戻って一番奥の写真です。途中、他にも分岐がいっぱいあるものの、とにかく一番奥へ。エクスプローラーは最長・最深にこだわるのです(*´ー`*)

俺、No.1エクスプローラーになるッ!!(←ウソです死んじゃいます(;´Д`))

足下の泥がねっちょりへばりついて、かなり歩きにくかったです。

最奥部の手前、約15mの位置。灰色の土砂で埋まった右分岐と壊れたホッパー。

この灰色の土砂、抗口のと同じで人為的な埋め戻しに使われてるような気もするし、ただ地圧に押し出されてあふれて来たようにも見える。やっぱりよく分からん。

おめでとうございます!直進の一番奥に到達しました。狭くなって埋め戻し&水溜まりでした。今回の坑内滞在時間は3時間。美味しいご飯を食べに帰りましょ!(*^-^*)
……駄菓子菓子、出坑直後に事件が!反対側の山の斜面に作業員さんが3人。距離120mも無いかも。どうする!((((;゜Д゜))))

草の陰にしゃがんでタイミングを……今だ!下り斜面を滑り降りる!ハッ、見つかった!!急いで斜面を斜めに駆け上がってそのまま山の中へ消える!怖かったお(´;ω;`)(いや相手も怖いだろ(汗))

一応ここで終わりですが、色々謎の残る探索でした。実は今回、奥から坑口に向かって、弱い風が吹いていました。どこかに別の坑口があるのか、大空洞から上層を通って回り込んでいるだけなのか?

また崩落に見えた上層への登り口や、池の向こうなど、未探索エリアが山積みです。

いつか、いつか突き破ってやるぜーッ!!(山の神様の怒りに触れます(汗))

最後までご覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

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