2018年5月25日金曜日

那智勝浦町小坂の廃鉱山

昨日、以前の合同探索で案内してもらった那智勝浦町小坂の廃鉱山に行って来ました。坑内の様子が分かるレポが他に見当たらないので、ぜひ記録すべし!と思い入坑します。

色々あって入坑は19:20、すでに暗いので坑口の写真はありません。異例の夜間探索です。

崩れた坑口の上の隙間から降りて。ここも本来の天井よりも高い位置になっています。

少し降りてすぐ登り。この先の分岐(直進&右)までは前回も来ました。まずは直進側へ進んでみます。

相変わらず激しい崩落で、支保工をまたいで進んで行きます。

坑口から40mほどでようやく地面が低くなってきました。支保工に残る白い物はガイシですね。一部、瓦礫が積もっていない床面が見えて……もしやあれはッ!?

レール発見!!(*^o^*)
あまり多くの坑道には入っていませんが、勝浦町で完全に残っているレールがレポされるのは、もしかして初かも。感動です!(違ったらすみませんm(_ _)m)

恐らく軌間500mmかと。左にはU字溝がひっくり返して置かれています。

壁と天井の間には、錆っぽい色の層がずっと続いています。この部分が灰色の部分よりももろいようで、綺麗に剥落して足下をめちゃくちゃにしてしまっています。

所々に見え隠れするレールに沿って更に直進します。少し開けた場所に来ました。坑道はここで直進と左右に分岐しています。少し前から大きな水の音も聞こえていました。

左側。大きな崩落の向こうに柵が見えますが、崩落の下に竪坑が隠れているようです。隙間をよーく見ると深い闇に水が落ちて、滝のような音がしています。

右の壁際から竪坑を迂回して柵に接近します。壁も地圧ではじけるように割れているので、触らないように気をつけて…竪坑のふちもよく分からないのでこわこわ(;゚д゚)

柵の前に来ました。果たして開くか!?

ここにはビンとか落ちていますが、レポが長くなりそうなので載せません。

少し硬かったですが、開きました(^o^)

柵の中は大きい空間になっていて、大量の木材とスレート波板が散乱しています。天井には穴は無く、多分床面にも穴は無いと思いますが、念のため壁際を進みます。

すぐに普通サイズの坑道になりました。この区間はほとんどレールが撤去されています。

足跡も沢山残っていますが、操業時の物かエクスプローラーの物かは分かりません。靴底のパターンはゴム底の地下足袋のようにも見えます。

壁に文字。技?枝?

20。このあと順番に「オ」「マ」「エ」「シ」「ヌ」とか出て来たりして……((((;゜Д゜))))

プレート発見!坑道名が書かれているので、画像を加工しています。

振り返って撮影。出っ張った岩の裏側に書かれていて、最初は気付きませんでした。「酒一寸 一パイ ボーリング」とか書いてあるように見えますが……酒って(汗)

坑内で酒ですか?西じゃなくて?お酒をちょっと飲んで、いっぱいボーリングを掘れってことですかね?謎(^_^;)

文字の所から少し先で土砂山。写真は無いですが天井との間に隙間があって、8mほど先で土砂山は無くなりますが、行き止まりでした。

行き止まり部分の壁に大きいボーリング穴が2つ開いていて、水がこんこんと湧き出していました。

土砂に埋まってるとこだけレールが残っています。崩落か、埋め戻しの後でレールを撤去したということになりますね。

行き止まりから反転中。ペーシ(レールを繋ぐ部品)が所々に落ちています。レールとセットで回収されそうな気がしますが、レールだけ必要だったんですかね?支保工にするとかかな?

柵の所まで戻って来ました。

柵を抜けて、十字分岐を直進します。右分岐は今回は行きませんでした。近く合同探索を考えているので、その時に要再調査です。

直進側は水没しつつ右に左に逆S字カーブになっています。ここの断面は大きいです。

レールが無くなりました。床面中央にはバラストが盛られていて、どうも鉄管が敷かれていたようです。排水処理とか?

盛りバラストの上にパイプレンチ発見。長さ50cm ほど。こんなデカい道具を落とすとは考えにくいし、壊れているようにも見えません(もはや稼働はしませんが)。

やっぱり廃坑後に誰かが入って、遺物を動かした可能性があるような気がします。

また分岐。直進側は鉄管だけですが、左側はレールが残っています。

直進してみる。さらに十字分岐に突き当たりますが、正面は坑木が目いっぱい突っ込まれて塞がれています。床面には坑木の奥に向かってレールが残っているので、坑道が続いていたことが分かります。

十字分岐を右へ。さらに二手に分岐していましたが、片方は崩落、もう片方も坑木突っ込みで塞がれています。写真は坑木のほうですが、やっぱりちょこっとだけレールが出ています。

十字分岐まで戻って左側へ。木製の大きい箱が3つ並んでいて、一瞬トロッコかと思った(^◇^;)
鉄管が繋がっているので、水関係の何かかと。

写っていないですが、ここには左側に竪坑を埋めた跡が残っていました。電球とかランプの笠も落ちています。

そのまま進むと、さっきのレールが残っていた左分岐と繋がっていました。

レールの幅が分かる写真を。

ダルマ転てつ器(手動ポイント切り替え装置)も複数残っています(*^-^*)

外された転てつ器も転がっていました。

距離がけっこう長くてだんだん写真が減ってきます。とにかくこんな感じのとこを進んで行きます。坑内は安定しているような所と、崩れている所の繰り返しです。

深そうな斜坑がありました。ゆっくり行けば降りられそうですが、ここも今回はパス。今日は時間が無いのです。少しずれて上に向かう斜坑もありました。

上下に別の階層があって、総延長がヤバいことになってることを期待します(^_^)/

ある分岐の先の崩落。行き止まりに見えますが、実はわずかに隙間がありました。こういうのがあるので、行き止まりに見えても近付いて確認するようにしています。この先も次回にとっておきます。

別の分岐点には大きな鉄のバケット(?)が。ローダーの一部にも見えますが、正体不明です。

左のほうに手袋が残されています。当時物っぽい。胸アツだよ~(^o^)

水面下では何かの結晶が育っています。地下の世界は不思議がいっぱいです。

ミニ黒板とか。

プレートとか。だんだん坑道レポが雑になっていますが、次回探索で地図を完成させてアップする予定です。許してくだちm(_ _)m

とにかく距離が長いのと、地図描きながらだと進行に時間がかかって…。

ひたすら歩いて、撮って、描いて、お茶飲んで…ふぅー、疲れた。




そんな疲れたアナタに、今回のスペシャルアイテム!これだ!……


トロッコたんッ!!(@o@)
…だと思いたいのですが、車輪付いてないし、連結環とかも無いので、確証がないです(^_^;)

だいたい、台枠が木製なのは普通ですが、その上も木製というのがしっくりこなくて。横に渡された2本の桁の片側が斜めにカットされているので、グランビー鉱車(というか○才ダンプ?)の仲間じゃないかと思うのですが、木製?

とにかくこれで元気もらって進みます。

今回の最終到達地点。ここも十字分岐で左右は不明。直進だけして反転しました。水中にもレールが残っています(^o^)

現時点での最奥で9時20分。くどいようですが夜の9時です。明日も朝早くから仕事で(汗)
帰りは早足でしたが、崩落越えたりしつつ坑口まで20分掛かりました。

坑口の垂直部分を登るのも手間取って、出てきたのは夜10時il||li (OдO`) il||li
近くの道路に向かって夜の森を走り抜けます。幽霊よりも、寝坊のほうが現実的で怖いです。

今回の探索はここまで。もしかしたら深部に車輪も付いたトロッコが残っているのではないかと思っています。

現在まで分かっている分をカキカキ。距離が方向はいい加減です。一番下が坑口、大きい黒矢印が未探索エリア。

最後まで閲覧ありがとうございます(^_^)/

2 件のコメント:

  1. 奥熊野のホーリー2018年5月26日 9:10

    > 色々あって入坑は19:20

    Σ なんという死亡フラグ

    いやぁ、これはなんだか雰囲気だけで既に高まってしまいますねぇ(苦笑)。
    不意に、子どもの頃に観賞した「グーニーズ」を思い出しました・・・

    ここはちょっと上物すぎる獲物みたいなので、消息不明時の備えなどもなさってくださいね。いや真面目な話(汗)。
    考え方によっては、一定レベルをこえると、逆にしっかりとしててリスクが減る代物かもしれませんけれど・・・

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    1. 〉奥熊野のホーリー さん
      「グーニーズ」ググりました。何かお宝が出てきたら(笑)
      この深部にはトロッコが残っているのではないかと思っています!

      わりと規模が大きいので、安全の為にも合同探索を検討中です(^_^)ゞ

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